一日一楽

2024年春、セカンドライフが始まりました。

夫、リタイア生活満喫中

仕事を辞めるとき、夫はこれからはゆっくりできるぞと楽しそうに話していた。

子育て期間と称して20年間も引きこもりをした私の経験からすると、多分時間があって嬉しいのは最初のうちだけで、そのうちだんだん退屈するようになるのではないかという気もするんだけど、今のところ夫はのんびりした生活を満喫しているようである。

 

夫はリタイアしてから、週に2~4日、半日程度趣味のことをしに外出する。何も予定がない日は、最低5000歩歩くと言って公園に散歩に行ったり徒歩で買い物に行ったりしている。

 

家の近くに朝8時半から開いているスーパーがあるんだけど、会社勤めしていたときと変わらず朝早起きする夫は、そのスーパーの開店時間に間に合うようにいそいそと出かけていく。開店前から並んで待ってるじーちゃんばーちゃんみたいだな。

 

ある日、私がパートから帰ってきたら、お風呂場がきれいに掃除してあった。バスタブやお風呂場の床だけでなく、扉のレールまでカビ取りしてピカピカになっていた。現役時代は夫は忙しすぎて、年末の大掃除もほとんどやらなかったんだけど。

さては既に暇を持て余している?

 

先日珍しくスマホで誰かと話していると思ったら、夫の元同僚からで、職場の関連の施設で急に空きが出てしまったポストがあって、夫にそこで働かないか打診の電話だったそうだ。

夫、丁重に断っていた。まぁ、まだ辞めてから1ヶ月もたってないもんね。

 

夫は現役時代結構な激務で、2~3日連続で徹夜とか、1週間近く終電に乗れずにタクシー帰りとかが年に何回か定期的にあった。

若い頃はよくても、年齢が上がるにつれてきつくなっていって、疲労が蓄積すると1日2日休んだぐらいでは簡単に回復しない。メンタルを病んで退職していく人もいた。

元同僚が仕事しないかと声をかける相手として夫のことを思い浮かべてくれたのはありがたいなぁと思うと同時に、50代も後半になれば暇を持て余すぐらいの方がいいのかもしれないと思ったり。