一日一楽

2024年春、セカンドライフが始まりました。

現役に譲る

夫はわりと持ち物が多い方である。我が家の下駄箱の半分は夫の靴が占めていて、残り半分を私と子供たち2人で使っていた。

玄関には小さめのクローゼットがあってコートを掛けるようになっているんだけど、ここも夫のコートやジャケットが7割がた占めていて、残りのスペースに私と子供たちのコートが1~2枚ずつ入っている状態であった。

仕事が激務だった夫は、気に入ったビジネス用の靴や服を買って身につけることでストレスを軽減し、モチベーションアップにつなげていたようだ。またコートなどの置き場所も、いちいち2階のクローゼットに取りに行かなくてもいい便利な場所を、一番忙しくて大変な人が優先して使うという感覚だった。

 

退職した翌日から、夫が下駄箱と玄関クローゼットの整理を始めた。いくつかの靴は処分して、取っておくものは箱に入れてクローゼットの中にしまった。下駄箱の中には、普段使いするスニーカーが数足だけ残された。

コートやジャケットも使う分だけ残して処分し、残ったものは2階の自分のクローゼットに持って上がった。

「下駄箱と玄関クローゼット空けたから、子供たちの物置いてやって」と言う。社会人4年目の上の子と、今年新入社員の下の子がいるので、便利な場所を現役で働いている者に譲ったわけである。

 

それではということで、今まで2階のクローゼットに掛けてあった子供たちのコートやジャンパーを玄関クローゼットに移動させた。これで、出かける前にいちいち2階までコートを取りに行かなくていいし、帰宅してからも脱いだコートをすぐ目の前の玄関クローゼットにしまえる。

下駄箱はね、子供たちはそんなにたくさんの靴持ってないので(というか夫が持ちすぎていた)、場所が空いても入れるものがない。しまってある夏用のサンダルとか出しちゃおうかな。