一日一楽

2024年春、セカンドライフが始まりました。

年賀状じまい

10月から郵便料金が値上がりした。今はメールが普及しているから、人とやり取りするのに手紙という手段を取る人も減っているのだろうし、年賀状を送る人もかなり減っていると聞くけど、追い打ちをかけそうである。

 

我が家では子供たちが小~中学生の頃は、年賀状を仲のいい子同士で送り合うというのがあって、わざわざ友達に住所を聞いて数枚程度送ったりはしていたんだけど、高校生になってスマホを持つようになってからラインで送れるので年賀状は書かなくなった。

夫と私は同じ大学のサークルで知り合っているので共通の知人が多く、連名で40枚ぐらい出していた。夫の会社は虚礼廃止とやらで年賀状をやり取りする文化がなく、個人情報保護の観点から住所録も公開されてないので、夫の仕事関係の年賀状はなかった。あとは私の友人や昔勤めていた会社の元同僚が数人という感じであった。

 

SNSが発達するにつれてそちらで連絡を取り合う知人が増え、重複して年賀状を出す必要性がいまいち感じられなくなった。SNSでつながっていない人は、逆にもう二度と接点はないだろうなという感じで、「ご無沙汰してます」とか「お近くにお越しの際は・・・」なんて社交辞令を書くだけの間柄になっていて、つながりを断ちたくない相手でも正直なかった。

何より、年末の気ぜわしい時期に年賀状のデザインを考えてプリンターで印刷してという手間をかけたくない気持ちが大きくなってしまった。

 

というわけで、数年前、思い切って年賀状じまいした。

普通の年賀状の文言の最後に、今年を最後にすること、今後はSNSやメールでやり取りしたい旨書いて、自分のメールアドレスを載せておいた。本当に連絡を取りたいと思ってくれる人は、私のメールアドレスを控えてくれるだろうということで。

 

年賀状をやめたことで年末のプレッシャー具合が全然違う。

もとからSNSでつながりがあった人たちとは変わらず交流できているし、義理で年賀状を出していたような関係は清算できてすっきりである。