夏のスーパーの品出しは体力的に大変である。まずよく売れるのがアイスクリーム。うちの店ではアイスの納品がお昼頃にあり、早番の人たちが帰った後なので、中番の私たちが作業する。出勤してあまり汗も引いてないうちにタイムカードを切るとすぐにバックヤードの冷凍庫にアイスを取りに行くんだけど、温度差がすごくて汗をかいた体はキンキンに冷えてしまう。
それから夏によく売れるのが飲料。大きなペットボトルが飛ぶように売れる。両方の手に箱から取り出したペットボトルを1本ずつ持ち、棚にどんどん並べていく。それぞれの手に2㎏ずつダンベルを持って移動している感じ?最初のうちはリズミカルにスピーディーにドン、ドンと並べていくのだけど、だんだん息切れして腕も重たくなってきて、スピードダウン。通路1列終わる頃には汗だくである。
また、バックヤードに置き切れない在庫は売り場の棚の上に置いてあって、多くの飲料が1ケース約12㎏である。脚立に上った不安定な状態でその重さの箱を持ち、脚立を降りる。重いものを支えるためにどうしても腰が反りがちになる。
昨日は疲れ果てていつもよりも2時間ぐらい早く寝た。
朝起きてみたら腰が痛い。重たい飲料を運んだ筋肉痛と、長時間横になっている姿勢が続いたために腰に来てるんだろう。
それから昨日は仕事でポカミスをした。
パンの値引きをしていたときに、社員の女の子がまだ値引いていない和菓子を持ってきて「今から昼休みでこれ食べたいから、先に値引いてもらっていいですか」と言ってきたので、パンを中断して先に和菓子を1つ値引いたのだ。
その後パンの値引きに戻ったんだけど、そのときに改めてパンのバーコードを読まないといけなかったのに、うっかりシールの追加発行ボタンを押してしまったようで、和菓子の値引きシールを出してしまった。それに気づかずにパンに貼ってしまったため、レジでパンをスキャンしたら和菓子と出てきてしまい、当然値段も違っていて確認してくださいとレジさんに呼び出されてしまった。
間違いに気づいた後売り場を見たら、すでにいくつか売れてしまっていた。社員の子に声をかけられる前に貼ったものは正しいけど、後に貼ったものは間違っていて、売れたものが正しかったのか間違っていたのかわからない。お客さんが家に帰ってからレシートを見て、買ってもいない和菓子がレシートに載ってるということもあるかもしれない。
これって、最近自分が感じる「年取ってきたなぁ」あるあるで、何かをしているときに横から別のことが入ると、もともとやっていたことがすっぽ抜けるというポカだ。家でも、たとえばお風呂の掃除をしているときにインターホンが鳴ってそっちに出たりすると、その用事が終わった後掃除に戻るのを忘れて、何時間もたった後にお風呂を入れに行って「あ、掃除中だったんだ」と気づいたりする、あれだ。
私のパート先は定年が60歳で、その後希望すれば65歳まで再雇用という形になっている。
年金をもらえるようになるまで、いくばくかの収入があるのは心強いし、たいして趣味も多くなくて仕事がいい刺激になっている自分の現状から考えても、65歳まで働けたらいいなと思っているんだけど、最近の体力的なことやマルチタスクがこなせなくなってきていることを考えると大丈夫かしらと不安になる。
パート先の駐車場警備員のおじさんたちなど、ほとんどみな70代である。
自分はいくつまで働けるかなぁ。