一日一楽

2024年春、セカンドライフが始まりました。

時給が少し上がった

私は今のパート先のスーパーにオープニングスタッフとして入った。

3年半前にパートを始めたとき、スタッフ全員地域の最低時給からスタートした。労働契約書には、店の業績や本人の勤務成績によって昇給することがあると書かれているのだけど、国の最低時給が見直しされるときに上がるだけで、あくまで最低時給のままだった。

 

2023年の春、つまりパートを始めてから2年ちょっとたったとき、長くいる人たちだけ時給が50円ほど上乗せされた。というのは、うちの店長仕事はできるんだけど厳しいうえにアンガーコントロールができない人で、スタッフの作業が遅かったり売場が荒れてたりすると露骨に機嫌が悪くなるのだ。ガンガンスタッフを叱り飛ばしていたら、どんどん人が辞めていってしまい、その後新しく採用された人たちも続かなかった。

スタッフの構成が、オープン時からいる数人の他は新しく入った人ばかりになり、店としては慣れた人に辞められたら痛いということになったのだろう。

また、新しく入って全然仕事ができない人と、前からいるスタッフの時給が同じというのはおかしいという話にもなったようだ。

おそらく長く続けてもらうモチベーションのために時給の見直しが行われたのだろうと思う。

 

ところがその半年後、また国の最低時給の見直しがされて、最低時給は上がったけどベテランの時給は据え置きだったので、新人との差が10円ぐらいになってしまった。

 

今年の春闘で、巷の企業では高水準の賃上げなどとちょっと明るいニュースがあったから、うちの会社も上がるかなと期待していたら、4月に渡された契約更新の書面は今までの時給と変わらず。

あら残念と思っていたのだけど、今月分の給料明細をもらって見てみたらしれっと60円ぐらい上がっていた。店長から何も言われてないんだけど、まさか来月に「先月分の時給、間違いでした」なんて言われないだろうな。

 

今、自店の同じ部門の求人が出てるんだけど、それを見ると最低時給なので、おそらく今回は一律に全員上げたのではなく、2023年の春のようにある程度経験を積んでいるスタッフだけ上げたのかなと思う。

たかだか60円でも、評価されていると思えばモチベーションは上がる。

 

ちなみに、私は値引き作業を2時間ぐらいで済ますんだけど、入って半年~数ヶ月の同僚2人は3~4時間かかる。時間内に終わらないと残業になり、残業代がつく(終わらなかった責任取ってサービス残業ねとはならない、その点ホワイトである)。時間内に作業を終わらせて定時で上がる私には当然のことながら残業代は出ない。

私自身はだらだら仕事して余計な時間を使いたくないと思っているのでいいのだけど、作業が遅くてもたもたやってる人の方が稼いでいるという状況に全くモヤッとしないと言ったら嘘になる。

せめて時給が新人さんたちとそれなりに違えば、その「モヤッと」も軽減される気がする。小さいな、自分(笑)。